『 自分のいいところを忘れないで 』

 

過去の束縛から自由になりたいと願う自分と
過去を責めたてそこから自由にさせまいとする自分がいます。

自由にさせまいとする自分は
辛辣に過去の失敗をつきつけてきます。。。

あの時、ああしなかったお前が悪い
あの時、どうしてお前はあんな態度でいたんだ
あの時、素直に謝らなかったからだ。。。

そして
そんな自分と顔を突き合わせているときが
いちばん辛い、いちばん苦しい。。。

自分に向かって、自分はダメだダメだと
言い続けることは
自分に向かって呪いをかけているのと一緒だからです。

私もこれを長い間やってしまった。

呪いをかけ続け
ただ悲しく、ただ虚しく、世界一孤独だと思い込んでいました。。。
そのうち食欲も体力もなくなって、夜は眠れず、
眠れなくて、何を考えるかというと、
また自分を責めました。。。

責めるのも考えるのもイヤだからと、薬で無理やり眠る。
そのうちそれにすっかり頼るようになって
私の精神状態はガタガタでした。
薬はやはり、薬でしかないのです。
それは私にとって忘れられる強さを与えてくれたのではなく
弱い心をますます弱くさせていただけでした。。。

そんなとき、ある本に書いてあったのは
『たったひとりの男との失敗、たったひとりの男の評価で
 あなたの人生をメチャメチャにしてはいけません』
という言葉でした。
なぜか、心にキュッとしみました。。。

たしかに
私はかつて好きだった恋人の辛辣な言葉に
ひどく傷ついていました。。。
私の存在などまったくの無価値だと思い込んでいました。

地球上にどれだけの人間が生きているか。
どれだけの男がいるか考えてみなさい、と言われたような気がしました。
その中の米粒みたいなたったひとりの男の『拒否』を
世界中の拒否のように受け止めて、
そんなちっぽけなことで心と身体をメチャクチャにして
人生まで棒に振ってしまおうとしていた。。。

その時、少し目が覚めました。

今考えると、少し怖い気もします。。。
今の私に、彼の一言で人生を棒に振ることができるか?
と聞くと、間違いなく『ノー!』と言えるでしょう。
だけど、渦中にいるときには本気で人生を捨てる気で
いたのです。。。
これが失恋の大きな罠なんです。。。

彼のことがどんなに好きであったとしても
彼に振られてどんなに苦しかったとしても

彼もたかだか知れてるんです。
彼も単なるヒトなんです。。。

もしかすると自分よりずっと、ずっと弱い人間なんです。

そのことに気づくと、
自分自身に呪いをかけ続けていた自分が
とても愚かに思えました。

もうひとりの自分が、自分を責めたり批判したりしそうになったら
その逆に自分のいいところを考えることにしました。
落ち込んでいる友達をなぐさめるように
自分にはこんなにいいところがあるんだからと
どんなにちっぽけなことも自分の長所に数えあげることで、
悪いほうへ悪いほうへ考えていた思考回路を
ようやく、
良いほうへ向けようという気になったのです。。。

そうしているうちに少しづつ元気も出てきて、
前ほど心が痛いと感じることも減っていきました。。。

もし自分はダメだと
あなたが思い込んでいる状態なら、
私はあなたに言ってあげたい。。。

“そんなことないよ”って。

たったひとりのちっぽけな人の言葉で
あなたの人生をメチャメチャにするなんてバカバカしいよ。
あなたにはいいところがいっぱいある。
あなたのことを素敵だと思う人はいっぱいいる。
あなたが失恋を乗り越えて元気になるのを
待っている人がきっといる。。。

自分のいいところをもっと褒めてあげて。
自分のいいところを自分にしっかりいい聞かせてあげて。

それができるようになれば
悲しい顔にもきっと笑顔が戻ってくるはず。。。
自分のために、ほんの少し
自分を褒める努力をしてあげてください。。。

世界一ダメダメだと思い込んでいた
そんな私にできたことだだもの。。。
あなたにもきっとできるよ。。。
絶対絶対できるよ。(∩_∩)

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■ 〜きょうのことば〜 ■

人生には素晴らしい喜びがたくさんある。
海辺、家族の抱擁。旅の興奮。
 読書やおしゃべりやふざけることの楽しさ。
人生は冒険に満ちている。
 先はわからないし安全でもない。
でも、頭をはたらかせれば、
きっといい冒険ができる。 
  〜マーチン・ゴッドフリード(作家)〜
     
希望は自分が「楽しい」と感じることからやってきます。好きなこと、楽しい
と感じることをどんどんやろうよ。どんなことでもいい。自分がしたいこと
をしている時、あなたはキラキラしているはず。そのパワーは失恋の傷を
あっという間に埋めてくれるでしょう。人生は冒険。この苦境を乗り越えて
旅を続けよう。。。(∩_∩)

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■失恋のおくすり(Books)■

『愛しすぎる女たち』ロビン・ノーウッド著 落合恵子訳 (中公文庫)

「ひとりの人間を愛しすぎる、愛しすぎ中毒の女性が増えている。
愛することが苦痛を伴うとき、それは愛しすぎているからである……」
耳に痛い言葉です。しかし、愛しすぎていては本当に幸せになれない、
まず対等に恋人と付き合うためには自分自身と向かい合うことだという
セラピストの優れたアドバイスが書かれています。本当の愛には苦痛
なんてありません。 自分の恋愛を違った目で見ることができるように
なる一冊です。

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2001.03.23

 


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